「創り人」

目が見えなくなったらどうしよう?

僕は景色や匂い、人間の感情を歌にのせるよ

話せなくなったらどうしよう?

僕はそれだけで会話ができるような、自由な絵を描くよ

手が使えなくなったらどうしよう?

僕は自分の願望や主張を物語にして、人に話すよ

足が使えなくなったらどうしよう?

僕は車椅子に乗った青年という役で、最高の芝居をするよ

ずっとずっとそんな人でいたい。

老人になっても、いつまでも少年のように瞳を輝かせて、何かに夢中でありたい。

馬鹿だと思われてもいい。
素敵だと思う感覚だけが、自分の存在を照らしてくれる。

ただ‥‥ずっと自分の中だけだと寂しいから

親離れできない子供のように、いつまでも殻にこもったままは辛いから

手足をうんと伸ばして羽ばたいて欲しい

だからこそ
僕はあなたにこう言いたい

いつもありがとう

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